今月の月次祭に奏上しました祝詞の内容を公開いたします。
2月は伊勢の神宮において、1年の中でも非常に重要なお祭りである祈年祭が執り行われます。祈年祭は、その年のお米や穀物の豊穣を祈る祭りです。
祈年祭は、ちょうど丸亀春日神社の月次祭が行われた2月17日と同日に斎行されるお祭りです。そのため祝詞の内容としては、当社の氏子地域にも天照大御神の光が降り注ぎ、五穀豊穣に恵まれますように、という願いが込められています。
また2月はちょうど梅の花がほころび始める月。ということで梅の花の歌を中心に参考にさせていただき、祝詞を作成しました。
“初春の令月 にして、気淑く風和ぎ、
梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す”ー 山上憶良?
“冬こもり春さり来れば
あしひきの山にも野にも鴬鳴くも”ー 読み人知らず
“万代に年は来経とも梅の花
絶ゆることなく咲きわたるべし”ー 筑前介佐氏子首
まだ寒い日が続きますが、春の兆しを感じられる季節になりました。
皆様もお元気でおられますことをお祈り申し上げます。
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